【こめかみ＆目の周り】腎臓の不調に注意しましょう！

ピンポイントでこめかみや目の周りにニキビができやすいようなら、腎臓の不調を疑ってみてください。

腎臓の役割は、血液をろ過して有害物質を体外に排出する役割を担っています。また、体内の水分調節を行い、血圧調整ホルモンであるレニンや赤血球の産生を促すホルモンを分泌します。さらに、血液は弱アルカリ性ですが、腎臓はこの血液のｐＨ（ペーハー）を一定に保つ働きがあります。

このように水と深い関わりがある臓器が腎臓なわけですが、こめかみや目の周りにニキビができる場合、腎機能の低下を疑ってみてください。

体内の水分が不足すると、血液がネバネバして血流が悪くなりますので腎臓に負担をかけることになります。が、実は水分の摂りすぎも大変危険です。身体の冷えや疲労がある時はとき、腎臓が余分の水を処理しきれず体内に滞りいろいろな障害を引き起こします。よく「血液がサラサラになるからできるだけ沢山の水を飲みなさい」といわれますが、これは西洋医学を崇拝している人たちが陥っている深刻な考え違いです。

腎臓も肝臓と同じく沈黙の臓器なので、かなり症状が進まないと異常のサインが出てきません。そんな中、こめかみや目の周りにニキビが出現したら、腎臓をいたわる時期なのだということを覚えておくと良いですよ。

腎臓はとにかく「冷え」が大敵ですので、体を冷やさず消化の良い温かいものを食べて、体の内側から温めるようにしてあげると腎臓の働きも取り戻しニキビの治りも早まることでしょう。

【眉間】ここに現れるニキビは肝臓が疲れているサイン！

眉と眉の間、眉間によくニキビができる！という人も多いのではないでしょうか？

私の友人で、この眉間にしょっちゅうニキビを作っている女性がいたのですが、冗談で「ここに色を塗ってインド人女性のようにオシャレを楽しもうかしら～」なんてのんきなこと言っていましたが、眉間のニキビは肝臓が悲鳴を上げているシルシかも知れません！

肝臓とは言わずと知れた「沈黙の臓器」です。他の臓器と違い、再生能力が抜群に高く、ちょっとやそっとじゃへこたれない、スポ根ドラマの主人公のような臓器なんです。

肝臓はとても働き者で、「代謝」「解毒」「エネルギーの貯蔵」「胆汁の生成」といった大きな仕事を一手に担っていますが、寝不足や疲労が続くと肝機能が低下し、いきなりポツっと眉間にニキビができたりするわけです。

肝機能が低下する原因として、「アルコールの過剰摂取」「資質や糖質の摂りすぎ」「暴飲暴食」「寝不足、疲労」があげられます。どれも密接にかかわっていて、とくに年末年始など、忘年会や新年会でいつも以上に飲み食いする機会が増えますから、肝臓を意識的にケアしないと眉間にニキビができてしまうかもしれません！

眉間のニキビだけで済めばまだ笑っていられますが、沈黙の臓器だけに自覚症状がなく、気が付いた時には肝臓病がかなり進行していた！なんて事態を招かないためにも、常日頃から体調のセルフチェックはしっかり行ってください。最近疲れがなかなか取れない、と思ったら一度きちんと健康診断を受けてみましょう。

【おでこ】消化器官が弱っているかも！一度できると治りづらい？

おでこや眉毛のあたりにできるニキビは、胃や小腸・大腸など、消化器官が弱っていることが考えられます。

突如おでこにニキビが出現した場合、ここ数日の食生活を振り返ってみましょう。白砂糖たっぷりの甘いケーキや脂っこい揚げ物、焼き肉やステーキなど、美味しいけれど消化に莫大なエネルギーがかかりそうなものを暴食しませんでしたか？

アナタがたらふく食べたものを、胃や腸は文句も言わずにせっせと働いて必死に消化しようと頑張ってくれます。しかし、オーバーワークになると、おでこにプチっと大きなニキビを出して「もうこれ以上食べないでくれ～」と、アナタに気付かせようとしているのかも知れません！

このおでこのニキビ、膿を持った黄ニキビになることが多く、サイズも大きく痛みを伴うこともあるため、できてしまうとかなり凹みますよね。また、このニキビは経験上、なかなか治らずしつこいのも特徴です。鏡を見てはついつい触ってしまい、さらに治りが遅くなるという悪循環も。

対処法としては、３日～１週間程度、食事内容に気をつけ、おかゆや温かいうどんなど消化の良いモノを中心に「小食」を心がけてください。また、水を多めに取り排尿頻度を高めます。スキンケアはいつも通りで構いませんが、寝る前にニキビ薬をニキビにこんもり塗って（のせて）から寝ると翌朝少し治まっていることもありますので是非お試しください。

おでこにニキビができたら、まずは食生活を反省し胃腸を休めましょう♪